第5話「マスクのままの死」
Der Maskierte Tod(原題)
今回のエピソードは事件よりも、モーザーのロマンスに重点が置かれていたようで、ゆえにREXのジェラシーも最高潮に達するという、REXファンには堪えられない展開だった。
おまけに、犯人が乗るHARLEY DAVIDSON(!)にREXがひかれそうになるハプニングもあったりして、ツボにはまっちゃったよ~。
事件は、豪華な美容サロンで女性の死体が発見されたことから始まる。
検視の結果、革手袋で鼻と口をふさがれて窒息死したことが判明した。彼女のいた個室から出てきた女性の姿も目撃されていた。そのため、いつも一緒にサロンに行っていた親友の女性が疑われるが…。
REXの演技がどんどん擬人化しているように感じるんだけど、今回も傑作続出。
モーザーとREXは、殺された女性の親友の家に聴取に出かける。
車で待てと言われたREXは、おとなしく待ってないね。いつものごとく単独捜査開始。
大きな屋敷で、REXはずんずん探索を始める。
中庭に行くと調教師が馬を走らせてて、その奥に何かありそう…とREXは感じた。
すると、突然、車庫からオートバイが出てきたのだ!
そう! HARLEY DAVIDSONだね~。
一瞬だから定かではないんだけど、タンクの形やハンドルが、私のXLH SPORTSTARとよく似てるんだな~。タンクも黒だし。ちょっと嬉しいじゃん~って思ってたら…。REXがひかれそうになるのよ!
この男は殺された女性の親友の息子。放蕩息子ってわけだ。
REXは危機一髪、飛び退いて難を逃れたけど、この後が傑作!
モーザーが車に戻ってくると、
「ワンワンワンっ!」とモーザーに飛びついた。
「なんだ、どうした?」
「ワンワンワンっ!」
REXは自分がひかれそうになった現場をモーザーに見せたかったのだ。
先に走っていって、くるりと振り向くと「こっちだよ!」と、あごで「クイッ」と方向を指した。
あんな人間みたいな仕草、どうやって教えるんだよって!
REXは、現場に残ってるタイヤの跡の切れ目の部分を、前足でガリガリと掘った。
「オートバイのタイヤの跡だな」
「ワンっ!」REXはうなづく(本当にうなづいてるのよ!)。
そして、ぴょんっとジャンプをして、横に飛び退いた。
「ワンワンっ!」
「オートバイにひかれそうになったけど…、飛び退いたんだな?」
「ワンっ!」(うなづく)
「そうかそうか、偉かったな」
と、ポンポンと背中を叩くモーザー。
文字で書くと、全然面白くも何ともないんだけどね…。
REXの人間のような仕草が、たまらなく可笑しいのと、REXの話を真剣に聞くモーザーの愛情溢れる表情がすごくいい! シーンごとの順位をつければ、ここは上位に入るね~。
高そうなクラッシックカー(みたいな)を何台も持ってるようですよ。
事件はさておき、モーザーのロマンスです。
いそいそと準備をするモーザーを横目に、REXは意気消沈。
部屋の隅っこで、ルンルンのモーザーを上目遣いで眺めてるのね。
かわいそうに…。
モーザーが準備しておいたデート用のネクタイをゴミ箱に捨てたりしてる。
この時の表情も秀逸。目に涙が溜まってるみたいでうるうるしてるの。
目薬でもさしてるのかな…。
そして、ライバル・ソニア登場!
今日も赤いドレスだね~。
会話が弾む二人を、少し離れた場所で悲しそうに見つめるREX。
モーザーが新しいワインのボトルを取りに行くと、REXはモーザーが戻ってきたところを狙って、足下にボールをコロコロと転がした。
狙い通りモーザーはボールを踏んづけ、派手に転んだ。
テーブルがひっくり返って、リビングは大変なことに!
激怒するモーザー! 「ふんっ」と言って、ぷいっと外に出るREX。
あ~。初めてのケンカ…。悲しい…。
REXが不憫でたまらない。
今回のエピソードは、モーザーとソニアのロマンスが始まって微笑ましいのと同時に、REXが不憫で可愛そうで、複雑な心境になった。だから、この後の展開もぼんやりとしか見てないのよね~。
犯人はHARLEYに乗った放蕩息子ってことで、今日はおしまい…。
おまけ!
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EUR 14,99。欲しいな~~!