
2025年5月24日、午後2時5分前。
私は秩父宮ラグビー場にキックオフギリギリに到着した。
東芝ブレーブルーパス東京🆚コベルコ神戸スティーラーズの準決勝を観戦するためだ。
そして花園ラグビー場では、三重ホンダヒート🆚花園近鉄ライナーズの入替戦が午後2時30分から始まろうとしていた。
本来なら、大ファンのホンダヒートの応援に花園ラグビー場に行っていただろう。
しかし、ホンダヒートが入替戦にまわるなど想像もしていなかったから、昨年同様プレーオフの試合に行くためにチケットを買っていた私である。
私は、目の前で繰り広げられる熱戦に釘付けになりながらも、花園ラグビー場での試合が気になる。とはいえ試合中にネットで確認する余裕もなく、結果を知ったのは、東芝ブレーブルーパスがスティーラーズに圧勝した後だった。*この試合については、あらためて振り返りたい。
ホンダヒートは最後の最後に逆転トライをあげて、サヨナラ勝ちをしたという情報を得、ほっと胸を撫で下ろした。
私にとって、秩父宮ラグビー場で試合を見るのは、今シーズン最後だったので、試合が終わったあとも選手たちを見送ったりしていた。帰宅したのは、夜8時30分。
入替戦の放送は録画で夜9時から放送予定。
私は急いで夕飯の支度をして、ほっとする間もなくテレビの前に座ったのである。
花園ラグビー場は、大変な雨と風のコンディション。
選手たちの濡れた髪の毛がなびいてしまうほどの強風だ。
悪天候の中で、まばらに座っているファンたち。
今日の秩父宮ラグビー場とは雲泥の差。しかし、緊張感はいつも以上だった。
私はラグビーファンになってから、ずっと疑問だったことの一つに「スクラム」がある。何のために試合の途中で「スクラム」をするのだろうか?
試合を見ているうちに、それとなくわかってはきたけれど、決定的に理解したのはラグビー解説者であり元・日本代表選手の後藤翔太氏のYouTubeを見てからだ。
「スクラム」についての疑問に答える形で、解説をしてくれている。
後藤氏のスクラムの解説を聞いてから、俄然、興味を持ったのは言うまでもなく、後藤氏が解説の試合では、スクラムをより理解することができるようになったのである。
私のiPhoneに入っている今シーズンの試合写真を見返してみると、スクラムの写真が断然多いことにも笑ってしまう😄
さらに、スクラムを組むフォワード選手たちを注目するようになったのも変化の一つ。
ホンダヒートの鶴川達彦さんや山田生真さん、クボタスピアーズのマルコム・マークスやオペティ・ヘル、ワイルドナイツの坂手キャプテン、サンゴリアスの堀越キャプテンなどなど。
さて、入替戦である。
この日、いつもよりもスクラムの回数が多かった。
雨でハンドリングエラーが多くなるのも当然で、そうなるとスクラムも多くなる。
録画をみながら、スクラムの回数を数えてたけど、そのうちやめた、多すぎて🤣
そして、ヒートがスクラムでペナルティを2回も取られてる!
私はスクラムの時のペナルティが、未だ判断できないのだけど😅これって、結構ガックリするペナルティなんだ。



試合は、終始ライナーズのペースで進んでいた。
後半に入ってもなお、ヒートが追いかける形で終盤に入り、もうダメかもと思わせる。
あと数分しかないところで、逆転をかけて攻めるヒート。
走るレメキが、痛恨のハンドリングエラーを犯すのだ!
この瞬間、誰もが「終わった…」って思ったはずだ。
おそらく、この試合の解説をしていた後藤翔太氏も。
ここで、問題のスクラムである!
ヒートは二度のペナルティを取られていて、ライナーズボールでスクラムだ。
もう10秒もない。
ライナーズがボールを蹴り出せば、試合終了…だったはずが…。

時計が79:58を指した時、
ライナーズのスクラム体勢が大きく崩れる!
関谷レフリーがペナルティの笛を吹いた!
ヒートのスクラムがライナーズに勝ったのだ!

なんとスリリングの展開!!!!!!
私はすでに、ここで涙が出てきた。
スクラムでライナーズに勝った…。
80分のホーンが鳴る。
あとワンプレーで試合終了、トライを狙うタッチにボールを蹴り、ラインアウトからの攻防、ヒートは見事にトライを奪った。
こんなことってあるの?
と思うほどの逆転劇。
後藤翔太氏の言葉を借りれば、理論とか理屈とか関係ない世界が目の前で繰り広げられる。
予測を遥かに超えていくのがラグビーなんだって、この試合でより強く納得した。
5月30日、ホンダヒートは鈴鹿ホームで再びライナーズと闘う。
正真正銘、これが今シーズン最後の試合となるのだから、悔いがない試合をしてほしいと願うばかりだ。