まだ免許取れないのか?
2005年7月末に第一段階終了後、第二段階の教習が遅々として進まず、秋になっても一向に上達しない状態だった。
というのも、教習を受ける周期が月一になってしまったからだ。
1ヶ月もオートバイに乗らないと、習得した技術が元に戻ってしまい、その復習だけで1時間が終わる、という繰り返し。そのため試験コースを走る練習に全く入れない状態。
こんなことでは、どんどん教習時間が減っていき、追加教習を受けなければならない。
しかも試験を受けられる期間は教習開始してから9ヶ月と決まっている。
すでに半年が経過しており、どんどん自信をなくしていた。
教習を思うように受けられなかった理由は、本業が忙しくなったからである。
以前の記事で紹介した「わが家の防災2」の出版が9月、さらに絵本2冊の企画がスタートしたからである。
この2冊の絵本企画こそ、私の人生二度目の頂点に導くものだった。
こうして思い起こすと、大型自動二輪免許を取るために通った教習所での経験が、2冊の絵本企画に大きく影響していたことがわかる。
どんなに悔しくても、辞めたいと思っても、遠くに見えるゴールを諦めることが、どれほど愚かなことか。
この同時進行した2冊の絵本の記憶は、別シリーズでまとめたいので、今回は教習所一の劣等生のドタバタ記録の続きだね🤣🤣🤣
7月29日に第一段階終了後、第二段階の教習初日は8月27日。
1ヶ月のブランクを取り戻すため、土日で2時間ずつ、合計4時間練習したのに、技術が逆光していることに愕然とする。
相変わらず、苦手なS字とクランクが出来ず、そればかりの練習だ。
そして、次の教習はまた1ヶ月後の10月1日。
前回よりは少しだけ進歩している気もするが、すでに5時間も教習時間をオーバーしている。
さらに、次の教習は11月23日。
ようやくコース練習に入ったが、パイロンというパイロンをなぎ倒して走行する醜態を晒し、さらにはコケそうになって踏ん張る、というダメさ加減。
ここまで以前連載していた教習所日記を読みながら、ため息が出た。
40過ぎて、働きながら教習所に通うことが、こんなに辛かったのかと…。
そして、何度も考える。
そこまでして、どうして大型自動二輪免許を取りたかったんだろう。
年が明けて、2006年1月。
なんと2ヶ月ぶりくらいにCB750にまたがり、コースを走る。
意外なことに、苦手意識も少し消えて、S字、クランクも何とか通過。
楽しかったのはスラロームだ。
パイロンをなぎ倒すこともなく、きれいにジグザグに走れた。
指導員から、あと2時間乗ればオッケーだな〜と言われて、やっとやっと試験をうけられる!と有頂天になっていた私だったが…。
To be continued....