I LOVE MY LIFE −猫とROCKと愛の日々−

2022年11月から1年に渡って還暦ブログをほぼ毎日更新、2023年11月からは海外ドラマ「Kommissar REX」そして、REXドラマの🇨🇦版/🇮🇹版のレビュー記事。それ以前は海外ドラマ「Kommissar Rex」全編のレビュー記事です。

Crime of Love  大宮編⑤

 

1993年。

大宮のマンションの1階で生活を始めて半年、ケニア旅行から帰ってきてからは平穏な日々が続いていた。

BOSS、DON、LANAも、広々としたバルコニーから、共有スペースの芝生に降りて、久々の外出を楽しんでいた。

新小岩のマンションは4階で、ベランダにも出さなかったので、外の空気を思う存分楽しんでいた。

 



目黒時代からDONは遠出をしなかったので、それほどでもなかったが、BOSSとLANAは広い芝生の上を走り回っていた。2匹とも野生の血が濃いせいか、スズメやネズミを捕まえてきては、バルコニーまで運んできて、後処理が大変だったことを思い出す。

 


ある日、BOSSがネズミを半殺し状態で捕まえてきて、ひとりキャッチボールを始めた。咥えたネズミを空中に投げ飛ばし、落下する地点まで走ってキャッチするのである。

はっきり言って、すごい運動能力だと感心したが、投げ飛ばされるネズミが飛んで行く時に「チュ〜〜〜〜!」と悲鳴をあげるのが痛々しくて、

 


「やめなさい!」

 


と叱るとネズミを横取りされると思って、ネズミの息の根を止めてしまうのだった…。

 


その残骸の処理は、Hの仕事。

いつものように、ティッシュとゴミ袋を持ってバルコニーに出ると、悲鳴を上げた。

 


「頭がないよ〜〜〜!」

 


「!!!!!」

 


BOSSは、ネズミの頭を食べてしまったのか?

Hは、顔をそむけながら、残骸を掴んでティッシュで包み、袋に入れた。私はすぐに、ダクタリ大宮病院のT先生に電話した。

 

「先生、BOSSがネズミの頭を食べちゃったんです!大丈夫でしょうか」

「そのネズミ、生きてました?死んでました?」

「生きてました。散々振り回したあと、食べちゃったみたいなんです」

「生きてたんだったら、新鮮だから大丈夫ですよ。問題ありません」

「……新鮮?」

 

T先生の落ち着いた返答にも驚いたが、新鮮だったら大丈夫ということを学んだ😅

 


LANAも女の子の割には、元野良だけに狩は上手だった。

自分の顔よりも大きい椋鳥を捉えて、持ってきたこともある。

まだ生きていたので、LANAの顔の前で羽をバタバタさせている。

そのままバルコニーから部屋に入ろうとしたので、

「LANAちゃん、ダメ!」

と大きい声で叫んだ瞬間、LANAは驚いてパッと口から放してしまった。

その瞬間、椋鳥はバタバタと逃げていき、ことなきを得た。

BOSSは、横取りされると思って獲物をグッと咥えたが、LANAはパッと口から放してしまう。

2匹の性格の違いがよくわかるというか😊😊😊

LANAは、私と暮らすようになってから、ものすごい甘えん坊になってベッタリになった。

BOSSは男同士の絆に目覚め😅Hにベッタリ。

DONは、どちらにもつかず中立を守り、お嬢の威厳を保ち、いつも中央に鎮座していた。

 


そして。

1993年12月9日、10日。

U2、待望の3度目の来日だ!

ZOO TV Tourである!

来日する前から、ライブインシドニーで、ステージの様子は知っていたので、この空間でライブを見られることの興奮。

Hと二人で行ったのだが、とにかくチケット取るのが大変で、もう、どんなに苦労したか!

ゲットした席は、アリーナじゃなかったけど、それでもステージを見られるのならと大満足だった。

この時ばかりは、Hの存在とか全く覚えていない。

U2の音楽に浸りきり、ボノに思いをめぐらし、夢のようなライブだった。

 


今日は、そのド派手なオープニング。Zoo stationの動画を貼ります。日本でのライブシーンはないので、残念だけど。

しかし、蘇るこの興奮!

 


www.youtube.com

イントロ部分で、ボノがステージまで降りてきて、吸ってたタバコをポーンと後に投げる姿、カッコ良すぎ! アダムと顔を見合わせた時のアダムの笑顔がクール! ちっとも笑わないラリーの整った顔がステキ! エッジの冷静なのにノリノリの姿が可愛い。私はU2の音楽について語るよりも、4人のステージの姿をただひたすら追いかけるのが好き。単なるミーハーか🤣🤣🤣

 

 

こうして、新婚1年目の1993年は平和に暮れていった…

 

To be continued….