すっかり忘れていた「なぜ?」を、今頃ほじくり返すのは「なぜ」なのか😂
そろそろ先が見え始め、人生終わる前に解明したい想いが強くなったのか…
さて、70年代ROCKと青春って銘打ってるけど、高1の時に70年代は終わるのよ。
だから、Deep Purple、Led Zeppelin、KISS、Pink Floyd、どれも全盛期ではなく、後追いで聴いてた。リアルタイムで全盛期だったのが、Cheap Trickだ。
彼らは1978年初来日、その後、日本から火がついて世界へ。私は、中学卒業直前の1979年3月20日のライブに、バンド仲間E君と一緒に見に行った。初めてROCKバンドのライブを経験したのがCheap Trickだったわけね。強烈だったな〜。
キラキラしてたな〜。
ヴォーカル・ロビンのブロンドがカッコよくて…。
偶然にも、今年11月〜12月に結成45周年での来日が決定していたのだが、公演延期になってしまって残念。再スケジュール後に、チケット取ってみようかな〜。
オリジナルメンバーで演奏してるってのも懐かしい。
さて、前回の「なぜ?」を紐解いていこう。
不良女子先輩のイビリから、学校一札付きNによって解放された私は、それ以来のびのび過ごすことができるようになった。
昼休みになると、Nは不良仲間と一緒に私の教室の前の廊下で、たむろするようになった。クラスメイトたちは、Nとは目を合わせないようにしてソワソワしていた(野良犬のケンカか😂)ま、それだけ、Nたちの威圧感が半端じゃなかったのよね。
髪は茶髪でリーゼント、応援団仕様の学ラン、やけに青白い肌に45度傾斜の薄いサングラス。ほら、湘南暴走族みたいな感じ。今ではこういうのって、絶滅危惧種かも。
そんな日々が続いた後、Nはとうとう私に接触してきた。
N「最近、大丈夫か? あいつらに何も言われてないか?」
私「はい。大丈夫です」
N「今日、帰り、時間ある?」
私「……。」
N「お前の家、○○だろ? 俺、今日バイトで街まで行くから一緒に電車で帰ろうや」
私・独白(やっぱり何か企んでる。恩着せがましく、私に何かを要求するつもりか?)
私「わかりました。じゃ、放課後に」
放課後、Nは教室まで迎えに来た。
私の高校は、市の中心街の駅から5つ目、郊外の高台にあった。
最寄りの駅からは徒歩15分だ。
私とNは、並んで歩きながら文化祭の話をした。私がバンドでキーボードを弾いてるのが、なかなかお気に入りだったらしいのだ。それで、友達になりたいと思ったと言うのだ。
私・独白(なんだか、ヤケに普通っぽい。腰砕け。斜に構えて損した…)
私「音楽は、好きですか?」
N「これと言って誰か好きってわけじゃねーけど。演歌なら歌えるよ(笑)」
私「ふーん」
N「でも、バンド良かったぜ」
なんか…、見た目と全然違って、ちょっとシャイで素直な反応が好印象だった。
なのにこの人、なぜこんなカッコして、不良やってんのかしら。
ケンカばっかりしてるって噂だし…。
晩秋の放課後、二人は高校生らしい会話をしながら電車に乗り、駅で別れた。
Nはバイトの喫茶店へ、私は自宅までの路線バスに乗った。
To be continued….